芝浦工業大学附属中学校|スクールガイド2025
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12341947年制定2013年制定一.敬愛の誠心を深めよう科学技術立国たる我が国の発展に寄与するための多彩な資質を育む批判的精神、論理的思考、説得力ある表現を鍛える不断に自己成長できる学習習慣と向上心を育てる心と体を整え、世界と社会に貢献する気概を養う●シンボルマーク(2016年制定)一.正義につく勇気を養おう●敬愛の像(別名:日月の碑)一.自律の精神で貫こう●有法子(創立100周年記念モニュメント)ゲート棟前に置かれている「敬愛の像(別名:日月の碑)のフォルムをモチーフに、芝浦工業大学の頭文字の「S」の字体を模ったものです。マークの3色のカラーリングのうち、緑色は芝浦の学園色を、青色は豊洲の海をイメージし、そして中央のオレンジ色は敬愛の像の太陽の光(愛)と月の光(学問)を表しています。人間の社会が無限の相関の関係で営まれている事実を正視熟考すれば、人間は本来一体であることの実感が湧き、人々が相互敬愛の誠心で結ばれ合うところにこそ、幸福な人生の開花があることが納得される。この関係を押し広めていくことができれば世界平和の実現も可能であることも理解できる。この誠心を深く培うことが、わが校の教育の精髄である。1961年、当時の池袋校舎に建てられた本校の校訓の中で最も重要とされる「敬愛」を象徴するシンボル。太陽(表面)と月(裏面)を教師と生徒が捧げ持っている姿を現しています。当時の山本頼雄校長は「人間が相互の敬愛で結ばれて初めて幸福になれることは、地上の生命が日月の慈光を受けて生々発展するものと同じである」と考え、これを師弟が鑚仰する姿で本校の教育を表現しました。この像は教員の指導のもとに生徒が共同して創作したものです。正義を究めてその正義が護られ、実現される社会が理想の民主主義の社会である。然るにこの正義につくのに勇気が要るのが人生の現実であって、この勇気のある人が少ないために、社会にいろいろな不都合が起こることが甚だ多い。日々の切磋琢磨の生活を通して、正義を愛し、之を護って実現する勇気ある青年に育つことがわが校の教育の目的である。本校は芝浦工業大学の付属校として、中高大一貫教育によって理工系人材を育成できる我が国でも数少ない学校であり、またそのことは本校に課された社会的使命であるともいうことができる。科学技術に対する興味関心、理系の基礎学力・思考力、そして国際性や粘り強さなどの資質を育てていくことが本校に求められている。批判的精神は、「ほんとうにそれは正しいのか?」「別の考え方や方法はないのか」と常に自問する態度を意味する。そこから検証を加えて自分なりの価値判断を行い、最後に他者を納得させ、共感させ、感動させる表現力を手にする。これは大学や実社会で活躍する為に求められる能力である。有名大学に入学してもその先が全く不透明な現代において、大学合格は学校の最終目標ではない。常に向上する意欲を持ち、そのために何歳になってもどんな環境において勉強に取り組む姿勢を育てることが、幸福な社会生活を送っていく基本である。自身の身体に意識を向け、自己を見つめ感性を磨き、安定した心身を得てはじめて人は能力を存分に発揮することができる。生徒の心身を鍛え、発達を助け、そこから生まれた力を世界平和と人類の幸福へと向かせるのが本校教育の役割である。創立100周年を記念したモニュメントです。デザインは高校生有志によるもので、敬愛の像をオマージュして考案されました。ウォールが左右に広がっていく形状はこれからの学校・教員・生徒の発展を表し、さらに高みを目指すイメージをウォールが天を指すことで表現しています。題名の「有法子(ユーファーズ)」は十河信二氏が座右の銘としていた言葉で、中国語で「成せば成る」という意味です。十河氏が国鉄総裁として入社式の訓示で国鉄の将来を担う若者たちに向けてこの言葉を贈ったというエピソードと重ね、未来を担う本校生徒たちに向けてのメッセージとしました。人々の間が際限もなく広く結ばれて、お互いに相寄り、相助け合って営まれている社会の中にある自分であることを理解して、自らの持場と責任を自覚し、この自覚を一切の行動の源泉に、理想を追うて倦むことなく、良心に従って自分を正しつつ、努力を怠らぬ自主自律の精神を身につけた人格に育つことが、わが校の教育を貫く理想である。SITSHIBAURA INSTITUTE OF TECHNOLOGYJUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL35校訓教育目標

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